今回は、イギリスのヴィクトリア女王にちなんだお菓子たちを再現して、皆さんにお茶を楽しんでいただきました。

イギリスのお菓子たちは、お菓子の配合もシンプルですが、お紅茶といただくには最高のお菓子たちだということを改めて認識しました。

ショートブレッドは、粉:バター:砂糖が3:2:1という最も古典の配合で、再現してみました。

ご覧の通り、卵も牛乳も1g入らないので、生地はぽろぽろで、まったくまとまらないことに驚きながら作ってみましたが、これが、ほろほろサクサクの食感を生み出す配合なのだということを実感しました。日本の落雁に近いイメージです。

こんなことをしていると、今までたった1つのレシピだけを見て、当たり前に作っていたお菓子が全く別の見え方をしてくることにわくわくします。

そして、何百年ものはるか昔からこの配合で作られていたなんて・・・

お菓子の世界は奥が深いと改めて思いました。

来月もまたお菓子の歴史の世界に皆さんと一緒にすてきなタイムトリップができたらと思っております。