今月は、お菓子の変遷を味わっていただけたらと思いながら、作るお菓子を考えてみました。

テーマのお菓子のリンツァートルテは、なんと17世紀にはすでに食べられていて、ふわっとしたタイプのお菓子の元祖ともいえるお菓子なのです。そのため世界で一番古いトルテ(ケーキ)といわれたりしています。

お菓子は、サクサクのタルト生地から、その中間にあるリンツァートルテ、そして、いま私たちが食べている苺のショートケーキに代表されるような軽いスポンジケーキへと変化を遂げてきました。

ではなぜ、リンツァートルテが、その中間なのかといえば、ラズベリーのジャムの下の生地は、ふわふわのスポンジケーキに近い食感ですが、上に絞ってある生地は、サクサクのクッキーのようなのです。もちろん焼きたては、ですよ!                                この講座の醍醐味は、その焼きたてを召し上がっていただけること!なんですね。

ご参加いただいた方からも、こんなアツアツのケーキをいただくことはあまりないですねといった感想をいただきました。もちろん焼き菓子は、2日目3日目になるとしっとりして、味がなじんでとってもおいしくなりますから、少しずつゆっくり召し上がって下さいね。

今月も皆さん笑顔で、お教室を後にしてくださいました。

ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。